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日々雑感

幸せは日々の、雫のような時のなかにある。
毎月、つれづれなるままに・・・
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悪魔の小槍
       楽しみにしていた小説を手にベッドに横になった。
連休は読書と心弾ませていた。
家事をしながらの途切れ途切れだが、長編も最終章に入るとなんだか惜しくて丁寧に言葉を拾いたくなる。
 雑読もいいところで何冊かを一時に読みたくなる妙な癖がある。
読みたい気持ちが焦って自分でも速過ぎるなあと思う。
 で、その心弾む思いで活字に目を走らせ出して数分が経った時、
まるで悪魔が小槍をもって突き刺すような 今までまったく味わっ
たことのない痛みが深いところから押し寄せてきた。
 「なんだこれは」左わき腹の辺りを押さえながら痛みの出所をさぐる。
 姿勢を変えてみる。
ぞくっと寒気、じわっと冷や汗、わきの下を流れる汗は暑いからか、
起き上がって居間へ行く。冷たい床に身体を乗せてみる。
 治まらない。
汗を吸ったパジャマを着替える。
悪魔の小槍は攻撃の手を緩めない。
突然いやな妄想、「このまま」ということだってあるかも、「どうしよう」
普段のだらしなさ、机の上のあの片付けられない物たちは・・・這いながら
事務所へ到着。「とりあえずもう捨ててしまおう」途中でダウン。
「もういいや」と片付けはあきらめる。
タオルを出してきて、腰の周りをきつく縛り、痛みをこらえる。
気分を変えて本をと思うが活字を追う気にもならない。
ベッドへ戻り腰のタオルに力を入れて目をつぶる。
もう5時間経過したのか、NHKの深夜便という番組のプログラムが進んでいる。
新聞配達のポストを開く音、朝だ。
ぎゅっと くいしばっていた歯と目に深呼吸させて、静かに静かに・・・
このあと少しうつらうつらしたようだ。
目が覚めた。午前6時だ。
とこれが連休二日目の顛末。
「医者にかかろうと思ったのはよほど痛かったからでしょう」と
Kドクター。
医者嫌い、薬嫌いで今までかかったのは脚と手の骨折、もう6,7年前の風邪による発熱以来だ。
「よほどの痛さ」そのとおりなのだが、
その痛みが朝食前になると不思議と治まってきて、夫に病院へ付き添っていこうかと言われた頃から嘘の様に消えてしまった。
 ドクターの診察、エコーでの診察、CTスキャン。
そしてあのなんとも妙な悪魔の小槍のもとが判明した。
 「悪魔の名はストン」
 結石だそうだ。生まれて初めての経験を人に話すと
「よくまあ6時間も我慢しましたねえ」とあきれられる。
「あの痛さは、すごいそうですね」 救急車を呼んで大変だったとか
あの痛みはたまりませんよと経験談を話してくださる。
 悪魔出現の経験者は身近においでになるようだ。

 もちろん痛みが去れば元通りの元気溌剌、いえ年齢相応、細胞はそう新鮮ではない。

| - | 10:12 | - | - | pookmark |