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日々雑感

幸せは日々の、雫のような時のなかにある。
毎月、つれづれなるままに・・・
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我が家の菜園
 

「いい季節だ。」

清々(せいせい)して、いい季節だ。山好きの元気な人はうずうずして、じっとしていられないのだ、きっと。  この緑と風の強烈な魅力は山を一回りも二回りも大きく見せる。

ただいま体力回復中の痩せの身は、手近なところで風と緑に戯れている。朝、園内に入る前に大木の緑に目をとめる。お寺の本堂を正門越しに見る。緑の木と本堂の朱色が長い階段の向こうに絵のように納まっている。時間によってお天気によって一幅の絵の様子が美しく変化する。観音様に手をあわす。そして園内に向かう。玄関の前庭も季節の変化を見せ優しい山草たちが迎えてくれる。

 

我が家の菜園は屋根の上にある。夫の努力の結果、つい先日は胡瓜の初成り、つづいてブロッコリーの初成り、サラダ菜を収穫した。日に日に大きくなるしし唐、茄子にプチトマト、かぶら菜に舌なめずりしている。

あれ?食べる話でしたっけ?

この菜園と向き合ってバラ園がある。今、真っ盛りだ。

ダビンチはピンク色、ローズ・デ・ベールは白、ドンファンは濃いローズ色、モーツアルトは赤のクラシックローズ、小さな濃いピンクの(つる)薔薇(ばら)は玄関先から2階まで伸びてきて夫は大満足の態だ。

緑の葉があってこそ、この花たちも美しく輝く。

だいたい何もかも大袈裟(おおげさ)でお許しを得なくてはならないが、実は菜園もバラ園もプランターの中の話なのです。そうそうハーブ園も果樹園もプランターをふるさとに見事に育っております。ただしオリーブもレモンも成長過程、まだ実を見ておりません。

今年勢いのあるぶどうは階下の庭からこれらの緑の園に向かってぐんぐん伸びてたぶん豊作、おそらく夫婦で一房づつはいける筈、そうです、それで充分満足です。

彼らの役割の最たるものはベランダに木陰をつくることですから。

屋根の上が菜園になるまでに、夫は特大級のプランターを階下から運び上げ、排水装置を作り土を運び上げた。屋根の上に出られるようにテラスを改造し床を張り替えた。

 よくまあこの労働に74歳は耐えるものだ。土は一袋20キロはあるが何しろ特大プランターで10袋は担ぎ上げているはずだ。

「あと何年ぐらいできるかな」と残りを数える年になったが、「できるまでは、できるということ」とこの妻は暢気なものだ。

「今こそ永遠なり」河合寛次郎さんの言葉に真理ありで、深く感銘している。今を大切にしたいと思う。

 

嬉々として耕し続けた菜園のために迷惑をこうむったのは。

山と積まれた楢材(ならざい)たちだ。若き女性の部屋におかれる家具、ダイニングテーブルと椅子に成るべく待機中だったが、作者はよき季節の風に誘われ菜園づくりに夢中でなかなか手を出してもらえない。頭の中で段取り(だんどり)をしているのだが、何せ相手は材木、理解できるわけもなく、むっつり出番をまっていた。

「さあやるぞ」、緑の風景に包まれ作者の調子は上々、材たちも上機嫌に見える。どうなることかと密かに見守っていた妻も一安心だ素敵な椅子に変身した楢材にほっとしている。

 

もうひとつのミニ菜園は台所の窓際、ガラスの小壷の中にある。

ごぼうの可愛い葉っぱは赤ん坊の手のひらの大きさ、大根葉の真ん中には小さな花が顔を出している。そして根っこからすっと細く伸びたのは葱、どれも買ってきた野菜の残っていた根っこから育っている緑。可愛い芽をだした赤ん坊のような葉っぱたちの小壷の水を替えてやるのが毎朝の仕事だ。

 

 

 

 

 

 

 

| - | 16:38 | - | - | pookmark |