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日々雑感

幸せは日々の、雫のような時のなかにある。
毎月、つれづれなるままに・・・
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いつものこと あたりまえのこと
 

朝目が覚める。

まだ夜は明けていない。

冷たい空気を深く吸い込む。

郵便受けがコトリと音を立てるのを確かめてから

新聞を取りに行く。ベッドのなかで新聞、続いて、ただいま凝っている時代小説の続きを読んでから起きる。

体をほぐして深呼吸をする。

ああ気持ちがいいと体が思う。

早起きのお陰でできた時間は古稀に与えられた喜びだ。

いつものこと、あたりまえのこと。


朝飯の支度。

昨夜から瓶に作って置いたお出汁を鍋に入れ、定番の土生姜千切り、そして茸、これは日によって椎茸だったりしめじやえのき茸だったりする。

そこに豆腐、緑の葉野菜をいれる。今朝は小松菜と葱。

最後に納豆一カップを入れ一煮たちさせたら、

若い友が作ってくれた木製椀に入れて完成。

夫が念入りに炒って炊き上げてくれた玄米一膳とこの納豆汁が私の朝ごはんだ。

夫用にはコーヒー用のお湯を沸かしてペーパーフィルター、銅製のコーヒードリッパーを用意しておく。

夫はパンとコーヒー派私はご飯派と以前とは逆転した。

 玄米は噛んでいると美味が口中に広がる。

よく噛んで半分ほど進んだ頃、夫が起きてくる。

いつものこと、あたりまえのこと。


 車を運転して保育園へ向かう。

まだ暖まらない車の中で「おおさむ」とひとりごち。

大好きな風景が次々目に入る。

冬枯れの欅、岩湧、金剛の山々、歩いている人、動き始めた朝。

ああ、いつものあたりまえのこと。


こうして動ける。こんな風に感じる。こうして食べて、こんな風にあたりまえに日々を過ごしたい。

ガンの手術をしてから一年半を過ぎた。

ガンちゃんと名付けた人生の同行者を持ったお陰で、日々の小粒な時間をありがたいと思うようになった。

寝て食べて動いてそれさえできたらなんて思う。

今まで、得がたい幸せをいつのまにか「あたりまえ」と見逃していたようだ。


 子どもたちの日々をみていると そんな小粒の時間を

全エネルギーで感じて生ききっている。

動きたい、自分でしたい、愛されたい愛したい 今現在なのだ。

なんというすごい今だろう。

あたりまえに慣れきった大人は感じられないのだろうか。

 年長クラスの男の子たちが寒風の中に飛び出していく。

ドッジボールが始まる。ほんの少し前まで開始後すぐ「もうやめた」「あたってないもん」からトラブル発生、解散だった群れの今はひとりひとりが自由でひとりひとりが弾んで精一杯、なんと楽しそうだろう。

 

子どものように素直に、子どものようにさりげなく、子どものように大切に、小粒のような時間を私も生きてゆきたい。



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