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日々雑感

幸せは日々の、雫のような時のなかにある。
毎月、つれづれなるままに・・・
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平成26年お正月
 

     日々雑感    渡辺範子

 新しい年が明けた。

明るい陽射しにほっとした三が日だった。

居間いっぱいに長い日が射して心がぱあっと明るくなる。


暮れに、庭木の剪定をしてくださったのは大志造園さん。

北側の松の剪定はお父さんが、南側の鬱蒼と茂った樫の剪定は息子さんの仕事だ。樫の木が冬の陽射しをさえぎっている。

できるだけ刈り込んでほしいという夫の注文にこたえて、お二人が打ち合わせを済ませ、作業が始まった。梯子の上で丁寧に一枝一枝、鋏や鋸を動かして半日を費やしてくださった。この枝掃いがなければ、ぱ。あっと明るくとはいかなかったのだ。その上、私にとっては特別の喜びがあった。

樫の木の剪定を任されているのは息子さん、いえ私にとっては今もしょうちゃんだ。黄色いものが大好きでよちよち歩きのしょうちゃんがおもちゃのバケツやマリや積み木を集めて、一緒にお昼ねしていたことを思い出すのだ。

そのしょうちゃんが立派に育った姿が今、目の前にある。

お父さんを越えた身長、寡黙に休まずこつこつと鋏を動かす姿が、お若い頃のお父さんと重なった。庭いっぱいになった刈り取った樫の枝は残らず丁寧に片付けられていた。「しょうちゃん、いえSさん、お陰で陽射しが飛び込んできましたよありがとう」


 そして大晦日、夫はその樫の木が傍にある縁側のガラス戸を磨き上げてくれた。

初日を迎えた。刻々と変わる空、光芒がテラスの私たちを照らす。お正月、樫の木と透き通ったガラス戸を見上げては夫と顔を見合わせては微笑みあった。逞しく育った若者を思い浮かべた。



 


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